医学会誌43-補遺号
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演題名:臨床研究活性化、業務効率化を目的とした病院医療情報データベースの構築発表代表者:桑原 篤憲(臨床研究支援センター) 医療現場では、電子カルテ、医事会計システム、部門システム等を電子化したシステムを運用している。近年、日常診療で得られる情報、Real World Dataを臨床研究に利用しようという気運が高まっている。川崎医科大学附属病院医療資料部でも、複数の病院情報システムからデータを抽出 し、医療者にデータを提供しているが、検索依頼があるごとにデータを抽出するためのプログラミングを作成しており、それによる業務負担が問題となっている。そこで、臨床研究の活性化、医療資料部の業務効率化及び負担軽減を目的に、川崎医科大学附属病院の電子カルテおよび、医事会計システムを統合した医療情報データベースを構築することとした。 川崎医科大学附属病院の電子カルテシステム(SS-MIX2標準化仕様に転換)と医事会計システム(DPCデータ)からデータを抽出した。SS-MIX2からは、病名、薬剤(内服薬・注射薬)、検査、入退院などを抽出した。医事会計システム(DPCデータ)からは、手術歴、処置歴などを抽出し た。 各種横断研究、コホート構築を強力に支援しうる超高速にデータ検索可能な医療情報データベースを構築した。今後も日常臨床で得られるReal World Dataを蓄積し、これを活用した本学の臨床研究が活性化されることを期待したい。演題名:KMSメディカル・アークの開催発表代表者:大槻 剛巳(産学連携知的財産管理室) 2017年2月15日、8階大講堂にて倉敷・備中地区の医系産学官連携展示会「KMSメディカル・アーク」を開催しました。出展は、医療・福祉機器や食品に関連する21企業、学園との包括協定を締結している3つの市(倉敷市・総社市・備前市)、県内岡山県医用工学研究会連携2団体、本学附属病院と総合医療センター、倉敷中央病院医療スタッフから現場ニーズの紹介59件、さらに吉備地域産学官連携知的財産活用ネットワーク関連の岡山県立大学、福山大学、就実大学、川崎医療福祉大学、川崎医科大学の研究者からのシーズの紹介25件でした。出展企業や5社のTV局と2社の新聞社を含めて学外59名、学園内306名、総計365名の方にご来場いただきました。事後調査は道半ばですが、産学官連携活動の問い合わせや事例の発芽もいただけました。ランチョンセミナーでは、包括協定3市のご当地グルメを楽しみながら、四国TLOの辻本和敬氏の講演「儲けるための産学連 携」にエールを送られながら楽しく拝聴しました。16時からは上記ネットワーク参画大学から、研究者シーズ5題の発表があり、これも附属病院栄養部と研究開発をされている企業から提供していただいたワッフルを頬張りながら聴かせていただく次第でした。夕刻のTVニュースも各チャンネルでの放映! 関係の皆様、ご協力本当にありがとうございました。― 研究活動推進に関する紹介 ―S91

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