医学会誌43-補遺号
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センター職員発表:総合医療センター研究ユニットにおける研究支援発表代表者:三宅 規子(総合医療センター研究ユニット)【総合医療センター研究ユニットの概要】 当施設は平成24年4月に川崎病院研究センターとして設立された。その後、平成27年4月の研究センター改編に伴い川崎病院研究ユニットとなり、さらに平成28年12月には総合医療センター研究ユニットとして新たな一歩を踏み出した。より充実した支援が行えるようスタッフ2名が整備に努めている。  当ユニットの特徴は、分子生物学的研究に必要な機器が実験の動線を考慮した使いやすいレイアウトで配置されていることである。主な設備は、細胞培養室、P2レベルの実験が可能な遺伝子組換え実験室、実験台や各種機器が設置されP1レベルの実験も可能な共同実験室である。 当ユニットのもうひとつの特徴は、多様な実験操作の受託、およびそれらの操作のトレーニングが可能な点である。機器トラブルに際しても使用経験豊富なスタッフが的確な判断で対処することが可能である。【研究支援内容】 1.各種機器の取り扱い説明とメンテナンス、環境整備 2.研究受託 3.実験技術のトレーニング   細胞/バクテリアの培養、ウイルス増殖、遺伝子組換え、遺伝子導入、   ウエスタンブロッティング、リアルタイムPCR、免疫染色、FACS解析、   ルシフェラーゼアッセイ、MTTアッセイ、ELISA など 4.知識・技術の修得を目的としたセミナー・勉強会の開催【今後の展望】 利用者のニーズに沿った設備の拡充を図る。また、他のユニットと連携をとりながら利用者に必要な情報を提供していきたい。― 総合医療センター研究ユニットにおける研究支援 ―S19

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